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定期的に受診しよう 検診でがんを早期発見

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神奈川県厚木市

「がん」は、生涯で2人に1人がなる病気です。発症数が増える一方、早期発見で治る確率も上がっています。市では毎年、がん検診を実施しています。定期的に受診し、早期発見・治療につなげましょう。

「生活習慣には気を付けている」「自分の親族にはがんになった人がいないから大丈夫」―と油断していませんか。近年、食生活の変化や喫煙、飲酒、運動不足、ストレスなどが要因となり、がんの発症・死者数が増加。国内の発症数は、過去30年で約3倍にも膨れ上がっています。

■大切なのは早期発見・治療
がんは、長年日本人の死亡原因1位となっている恐ろしい病気です。しかし、医学の進歩により、早く発見できれば治る確率も上がっています。検診でがんが見つかった勝田辰雄さん(72・酒井)は、自覚症状が無かったため、まさか自分がなるとは想像もしていませんでした。勝田さんは「今も以前と変わらない生活を送れているのは、発見が早く、手術も体への負担が少なく済んだから」と検診の重要性を訴えます。
検診で早期に発見し、治療を開始した場合と、自覚症状が出てから始めた場合とでは、その後の生存率に大きな差が生じます(グラフ参照)。市では毎年6月に、対象者へ医療機関で受けられるがん施設検診の受診券を送付しています。年齢や性別で受けられる内容が異なりますが(下欄参照)、個人で受診するよりもお得に受けられます。

■女性は乳がんに要注意
がんは、これまで高齢者がかかりやすい病気と考えられてきました。しかし、最近では40代前後の若年層でも発病する方が増えています。特に注意したいのは、女性で最も割合が高い乳がんです。乳がんの発症率は、女性ホルモンの関係で40代と60代に高まります。中でも、40代は育児や仕事で受診率が低いため、要注意です。
10月は乳がんの正しい知識を広め、検診の早期受診を推進する「ピンクリボン月間」です。施設検診では、日時や医療機関を自分で決められます。時間が無いからと後回しにせず、受診するようにしましょう。

■生活習慣を見直そう
がんを未然に防ぐには、定期的な検診はもちろん、運動や睡眠の不足、暴飲暴食などの不規則な生活習慣を見直すことが大切です(右下欄参照)。いつまでも生き生きと元気に過ごすために、「自分は大丈夫」と過信せず、定期的に検診を受けるなど、健康管理を徹底しましょう。

■あなたの生活習慣は大丈夫?
がんを未然に防ぐ5大ポイント
五つの心掛けで、がんになる確率を下げましょう。
(1)たばこを吸わない
喫煙者は非喫煙者に比べ、がんになる確率が1.5倍高くなっています。市の支援などを活用して禁煙に取り組みましょう。
(2)お酒はほどほどに
お酒は、食道がんや肝臓がんなどのリスクを引き上げます。週に二日は、休肝日を設けましょう。
(3)バランスのとれた食生活を
脂肪や塩分の大量摂取、暴飲暴食は体の大きな負担になります。野菜や果物を適度に取りましょう。
(4)適度な運動を
運動の習慣が、がんになるリスクを下げます。少し遠回りをして歩く、できるだけ階段を使うなど簡単な運動を取り入れましょう。
(5)適正な体格指数(BMI)値を保つ
BMI値が高すぎても低すぎてもがんのリスクが高くなります。生活習慣を見直し、適正な値(22前後)を保ちましょう。
計算方法:体重キロ÷身長メートル÷身長メートル

■定期的に体のメンテナンスを
東名厚木病院副院長 日野浩司さん(58)
がんは大きくなればなるほど、転移の可能性が高くなるため、早期発見が鍵になります。乳がんの場合、2センチほどにならなければ自覚できませんが、検診では数ミリでも発見できます。初期であれば乳房の切除も小さく済みますし、手術の影響も少なく、すぐに仕事や育児に復帰できます。
検診以外で乳がんを見つけるには、セルフチェックが有効です。しこりがある場合、手を上に伸ばし、反対の手で外側からなでると見つけられます。月に一度でもいいので、健康状態を確認する時間を設けましょう。

問合せ:健康づくり課
【電話】225-2201

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル