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連載25周年 自然歳時記

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神奈川県厚木市

ナラタケ(キシメジ科)

かさは茶褐色で大きさ3~15センチほど。柄の上部にツバがある。雑木林や倒木によく生えている。昔からよく食べられているが、食べ過ぎにはご注意を/高松山の散策路で見つけた。

写真・文/吉田文雄

雨上がりの森は、暑かった夏を思うと涼しく爽やかだ。桜の木の根元に小さなキノコが群生していた。毎年この場所に生えるナラタケで、今年も一面に生える光景に何となくほっとした。
ナラタケは、広葉樹や針葉樹の枯れ木や倒木、切り株に生える。柄の長さは5~12センチで上部にやや白いツバを付ける。ツバは、キノコを見分ける一つのポイントになる。地方名でアシナガと呼ばれ、歯切れや味が良く、うどんなどの出し汁に使われ人気がある。
ふと見ると、落葉した赤いサクラの葉の上に、淡緑色のアオバハゴロモが雨に濡れた美しいナラタケと秋の日を惜しむように見つめていた。

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