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広報あつぎ 第1294号(平成31年1月1日発行)

連載25周年 自然歳時記

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神奈川県厚木市

■ユズリハ(ユズリハ科)
校門の脇にユズリハの木があり子どもたちへの温かなメッセ-ジが込められている。雌雄異株(しゆういしゅ)の常緑高木で去年落ちた葉の葉痕の上に新しい芽が見られる/荻野小学校で見つけた。

写真・文/吉田文雄

ユズリハは漢字で「譲葉」と書き、初夏に新しい葉が出ると、今まで頑張ってきた古い葉が落ちて、新たな歴史を引き継いでいくことに由来する。
青空に向かって手を広げるように伸びる葉は、このような意味合いから新年を迎える正月の飾りに使われる。
葉の落ちた跡を葉痕(ようこん)というが、ユズリハの葉痕の上には新しい芽が見える。何となく動物の顔にも似た葉痕を見ていると、学校の子どもたちをいつも温かく見守っている優しい顔に見えてきてほっとする樹木である。
以前は小学6年生の教科書で紹介されていたが、その一文や一言がいつも懐かしく思い出される。

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