ユーザー登録
文字サイズ

広報あつぎ 第1304号(2019年6月1日発行)

自然歳時記

20/22

神奈川県厚木市

■アカシジミ(シジミチョウ科)
羽を開くと35~45ミリほどの大きさ。オレンジ色を基調とし、白い筋と黒い尾状突起(びじょうとっき)が特徴。オオミドリシジミなど美しいゼフィルスと呼ばれるミドリシジミ族の仲間/こどもの森公園で見つけた。
写真・文/吉田文雄
夕暮れがせまる頃に森を歩いていると、どこからともなくクリの花の香りが漂ってきた。土手の一段高い所に、黄緑色のみずみずしい葉に交じってブラシ状の花が見えた。
チョウは普通温かい時間帯に活動する。日が長くなったせいか、昼間には見つからなかったオレンジ色のチョウが花に止まって蜜を吸っていた。この時間は安全と知っているのだろう。中には羽を少し切り取られた痛々しげなチョウもいたが、元気に飛んでいた。尾状突起を頭と思った鳥に食べられたのだろうが、おかげで命を失わずに済んだのだ。美しいチョウから生きる工夫を学んだ。

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル