ユーザー登録
文字サイズ

広報あつぎ 第1306号(2019年7月1日発行)

小まめな水分補給と体調管理を 熱中症にご用心

5/20

神奈川県厚木市

熱中症は、命を脅かす危険な健康障害です。7月は、梅雨明けなどで急に気温が上がり、発症の危険性が最も高まります。小まめな水分補給など、日頃から暑さへの備えを心掛け、熱中症を防ぎましょう。記録的な猛暑が続いた昨年、全国では1500人余りが熱中症で命を落としました。市内でも、例年を大きく上回る約160人が救急搬送されています(下グラフ参照)。熱中症は、急な気温の上昇に体が順応せず、体温調節機能が働かなくなることで起こります。初期には、立ちくらみや頭痛の症状が現れ、重症化するとけいれんや高熱、意識障害などで、死に至る恐れもあります。温暖化が進む中、熱中症にならないためには、暑さを見据えた事前の準備が大切です。

■高齢者と幼児は要注意
熱中症は、暑さによる体内の水分や塩分バランスの乱れなどが原因です。そのため、予防には、適切な水分・塩分補給が欠かせません。市立病院の佐々木知也医師は「喉の渇きを感じる時点で、体は脱水傾向にある。体が吸収しやすい塩分と糖質を含んだ飲み物を、早めに、少しずつ、小まめに取ることが大切」と呼び掛けます。
年代別に見ると、最も熱中症になりやすいのは高齢者です。高齢になると、体の水分量の低下に加え、喉の渇きを感じにくくなることなどから、意識的な対策が必要です。
高齢者の次にかかりやすいのが幼児。身長が低く地面からの照り返しを強く受けるだけでなく、発汗などの体温調節機能が未発達なため、熱が体にこもりやすい特徴があります。外出するときは、保護者などが気を配り、水を飲ませたり帽子をかぶせたりすることが必要です。

■気候や体調に合わせた行動を
熱中症は、急な気候の変化に体がなじまずに起こるケースが多く見られます。気候をあらかじめ把握し、服装やエアコンの温度設定を調節するなどの対応が熱中症を防ぎます。体の不調も熱中症を引き起こす要因の一つ。風邪や睡眠不足などの場合は、無理をせず体調に合わせた行動が不可欠です。
7・8月は、熱中症予防強化月間です。元気に楽しく夏を過ごすために、熱中症への備えをみんなで考えてみましょう。

■熱中症での救急搬送人数(市内)

■誰もが熱中症になり得るという意識を持って
市立病院内科医師 佐々木知也さん
暑さに体が慣れる「暑熱順化(しょねつじゅんか)」が十分でないこの時期は、熱中症の危険性が最も高まります。汗をかくことは、体の熱を外に逃がす効果があります。普段から、運動やお風呂などで汗をかきやすい状態にしておくことも熱中症の予防につながります。水分補給は「早め、少なめ、小まめ」が原則です。人の体は、1分間に5ミリリットルほどしか水分を吸収しません。喉が渇いてから一気に水を飲んでも多くは尿として排出されてしまうため、効果的な水分補給になりません。熱中症の対策は、「自分もなり得る」という意識を持つことから始まります。暑い場所での仕事や行事などが予定されていたら、事前にしっかりと備えておきましょう。

▽熱中症かな?と思ったら
(1)建物や日陰など涼しい場所へ移動
冷房の効いた部屋や風通しの良い場所へ
(2)衣服を緩めて体を冷やす
扇風機で風を当てたり、氷で首や脇の下、太ももの付け根などを冷やしたりして体温を下げる
(3)水分・塩分を補給する
スポーツドリンク、経口補水液などが効果的

▽こんな時はすぐに救急車‼
・呼び掛けに反応しない、返事がおかしい
・高熱やけいれんがある
・真っすぐに歩けない
・水を自分で飲めない

問合せ:健康長寿推進課
【電話】225‒2174

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル