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広報あつぎ 第1307号(2019年7月15日発行)

熱気人(あつぎびと)

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神奈川県厚木市

■夜空と思い出を彩る花火を
花火師 松田和也さん(31・山際)
市内の花火工場で花火師として働いています。滋賀県出身で、小さい頃は琵琶湖の花火大会を毎年楽しみにしていました。家族や友達と見た美しい花火は、特別な思い出として残っています。
物を作るのが好きで、高校卒業後は建築や料理の仕事をしていました。仕事に追われてしばらく見ていなかった花火と再会したのは4年前。働いていた横浜のレストランの窓から見えた夜空に咲く大輪に目を奪われ、子どもの頃の思い出やワクワクした気持ちがよみがえりました。同時に、あの下では誰がどうやって打ち上げているのだろうと興味が湧き、花火に関わる仕事をしたいと強く思いました。
実際に働いてみると、夏が終わってすぐに次のシーズンの準備が始まることに驚きました。花火の素になる火薬作り、火薬を丸めて大きくする「星掛け」、火薬を花火玉に詰める「玉込め」など、1年かけて準備をします。美しさが決まるため一つ一つ丁寧な作業を心掛けています。
打ち上げのときは客席から離れた場所にいますが、お客さんの拍手や歓声は聞こえてきます。自分の仕事が届いていると実感でき、気持ちが高揚する瞬間です。自分の手で作った花火で、皆さんの思い出を彩れたらうれしいです。

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル