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広報あつぎ 第1317号(2019年12月15日発行)

あつぎ郷土博物館連動企画 學藝員のススメ第6回

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神奈川県厚木市

博物館の学芸員が、あれこれを語り倒すコーナー。

■厚木の画家が描いたツル 中野香織
8月に、熊坂東以(とうい)(1907-1995)の「鶴図屏風(かくずびょうぶ)」が寄贈されました。
東以は上荻野に居を構え、生涯そこで創作活動に励んだ日本画家です。日本美術展覧会や、日本美術院展に入選するなど日本画壇で活躍し、市民文化賞も受賞しています。オランウータンやフラミンゴなど、個性的なテーマで日本画を描き、現代展でも高い評価を得ていました。
本作品の画題はツル。一羽のツルが走り出し飛翔する様子を、高速度で撮影したかのような斬新な手法で描いています。「付立(つけた)て」という輪郭線を描かず、絵の具の濃淡を生かす技法にも注目してください。

「鶴図屏風」は12月21日~2020年1月15日にエントランスホールに設置。

問合せ:あつぎ郷土博物館
【電話】225-2515

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル