ユーザー登録
文字サイズ

広報あつぎ 第1318号(2020年1月1日発行)

新春対談 夢の舞台へ 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて(1)

4/20

神奈川県厚木市

今年いよいよ日本で開催される東京五輪・パラリンピック(東京大会)。今回の対談では、厚木市にゆかりがあるソフトボール選手の山田恵里さんと、車いすバスケットボール選手の鈴木百萌子さんに、大会に掛ける思いやこれまでの歩みを聞きました。

■車いすバスケットボール鈴木百萌子さん×ソフトボール山田恵里さん×厚木市長小林常良
▼プロフィル 鈴木百萌子(ももこ)さん(31)
1988年生まれ。厚木市出身。飯山在住。22歳の時に交通事故で右足を失う。2013年、市内のチームで車いすバスケを始める。15年、日本代表選手に選抜され、18年にアジアパラ競技大会で2位入賞。現在、日本代表チームでセンターとして活躍。

▼プロフィル 山田恵里さん(35)
1984年生まれ。厚木市出身。厚木商業高校卒業。日立製作所所属。日本リーグで本塁打・打点王、新人・ベストナイン賞を獲得する。2004年アテネ五輪で銅メダル、08年北京五輪で金メダルを獲得。同年、厚木市市民功労表彰を受彰。現在、日本代表の主将として活躍。

市長:
明けましておめでとうございます。市民の皆さんにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
さて、東京大会まであと半年となり、大会への関心と期待が高まっています。そこで今回は、東京大会で活躍が期待される山田さんと鈴木さんをお招きし、お話を聞きたいと思います。

▽これまでの歩み
市長:今年は五輪・パラリンピックイヤーです。お二人は今、どのような心境で練習に臨まれていますか。
鈴木:競技を始めてから目標としていたのが、東京大会のコートに立つことでした。まずは代表の12人に選ばれるよう、練習に励んでいます。
山田:ソフトボールは、2008年の北京五輪以来の開催です。次のパリ五輪では再び除外が決まっているので、悔いのないよう全力を尽くすつもりです。皆さんの期待もあり、これまで以上にプレッシャーを感じているので、はねのけられるよう練習を重ねています。
市長:山田さんは厚木商業高校で競技を始められたんですよね。
山田:はい。中学までは男子と一緒に野球をしていましたが、女子は甲子園に出られないと知り、ソフトボールを始めました。厚木商業高校は今の私の原点となった場所です。
市長:山田さんの在学中は、インターハイで2度優勝したんですよね。その後、実業団でホームランや打点など数々の記録を残し、北京五輪では金メダルを獲得されましたね。
山田:大会の後に、厚木市から市民功労表彰をもらえてうれしかったです。
市長:鈴木さんはいかがですか。
鈴木:事故で入院した神奈川リハビリテーション病院で、車いすバスケットボール(車いすバスケ)に出合いました。初めは車いす同士のぶつかり合いが怖かったけど、徐々にスピードに魅せられていきました。
市長:競技を始めてまだ6年と伺いました。
鈴木:代表候補の中で、2番目に短いです。市内のチームに所属していましたが、経験の少なさを克服するために、昨年名古屋のチームに移籍しました。

▽原点は厚木
市長:鈴木さんは、今も厚木に住んでいるんですよね。
鈴木:生まれてからずっと厚木です。車いすバスケに出合い、関東に二つしかない女子チームが厚木にあったから、競技を続けられているんだと思います。
市長:名古屋での練習や試合は、厚木から通っているんですか。
鈴木:競技用の車いすなど荷物が多いので、毎週車で通っています。よく「引っ越さないの?」と聞かれますが、厚木が大好きなので、そういう考えはありません。今も週に1回は保健福祉センターで練習しています。
市長:そう言っていただけてうれしいです。山田さんは厚木の思い出はありますか。
山田:3歳で市外へ引っ越したので、やはり高校時代の思い出が多いです。年末年始以外は毎日練習で、ソフトボールばかりしていました。帰りに友達と一番街でファストフードを食べたのもいい思い出ですね。
鈴木:私も学生の頃はよく一番街に行っていました。会っていたかもしれませんね。
市長:お二人にとって、厚木は生まれた場所であり、競技人生の原点でもあるんですね。

▽トップアスリートとして
市長:お二人が思うアスリートに必要なことは何ですか。
鈴木:小さい頃から、陸上や水泳などさまざまなスポーツに触れていました。そのときに鍛えられた反射神経や体力などが、今も生きています。
山田:私は、少年野球の監督や部活の顧問など、指導者に恵まれたと思っています。
市長:やはり気軽にスポーツを始めて、指導を受けられる環境が大切なんですね。                          山田:道具を大事にすることも大切です。私は、バットやグラブを使うとき、「お願いします」と話し掛けます。あと、勝負については、負けるのが嫌です。
鈴木:私も小学生の頃、男子と走って負けて一日中泣きました。
市長:負けず嫌いは、アスリートに重要なポイントの一つなんですね。山田さんは代表チームの主将をされています。リーダーとして意識していることはありますか。
山田:以前は自分さえ結果を出せればいいと思っていましたが、今はチームがうまくいくことを一番に考えています。
市長:個人よりチームということですね。市でも、お二人のように世界で活躍する選手を輩出できるよう、しっかりバックアップできる仕組みを整えていきたいと思います。

▽大会への思い
市長:改めて東京大会への意気込みを教えてください。
山田:ソフトボール選手にとって、五輪は一番大きな舞台です。今回、日本でできるのは、関係者やファンの皆さんが支えてくれたおかげです。応援してくれる皆さんに恩返しができるような試合をしたいです。
鈴木:パラリンピック競技は注目度が低いので、皆さんに興味を持ってもらえるような面白い試合をしたいと思っています。ぜひ実際に見て、応援していただけたらうれしいです。
市長:お二人の活躍が、私をはじめ、市民の皆さんに希望を与えてくれると思います。今日はありがとうございました。

▼2020年東京五輪・パラリンピックスケジュール
▽ソフトボール
日時:7月22~28日9時~22時30分
会場:
・福島あづま球場
・横浜スタジアム

▽車いすバスケットボール
日時:8月26日~9月5日9時~22時15分
会場:
・有明アリーナ
・武蔵野の森総合スポーツプラザ

■お年玉企画 直筆サインをプレゼント
山田さんや鈴木さん、2・3面で紹介した方の直筆サインを各3人にプレゼントします。
申込み:ハガキ、ファクスに〒住所、氏名、電話番号、希望のサインを書き、1月31日(必着)までに〒243-8511広報課【FAX】223-9951へ。抽選。当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます(2月末発送予定)。

問合せ:広報課
【電話】225-2040

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル