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広報あつぎ 第1318号(2020年1月1日発行)

自然歳時記

18/20

神奈川県厚木市

■ヒガラ(シジュウカラ科)
体長11センチほどであまり目立たない。鐘ケ嶽(かねがたけ)や経ケ岳(きょうがたけ)辺りでも見掛けるが、冬季は山麓にも下りてくる。ツピン、ツピン、チピンチピンと細く澄んだ声で鳴く/上谷戸川の川べりで見つけた。

写真・文/吉田文雄

川べりのツルヨシの中で、エナガやメジロ、シジュウカラなどが餌を探していたが、楽しそうな鳴き声とともにみんな飛んで行ってしまった。
風もなく静かな川面に映るツルヨシの葉が、ゆらゆらっと美しい曲線を描き揺れていた。揺れが止むと、水面に小さなヒガラが映っていた。
視線を上げると、頭に短い冠羽(かんう)があり胸に黒いちょうネクタイを着けたヒガラの小さな瞳が、興味深げにこちらを見ながら茎をつついていた。夏に大山の尾根で見掛けた時と同じように、人を恐れることもなくけなげに生きる姿に、今日の日に感謝した。
冬は、木々が葉を落とし見通しがよく、バードウオッチングに最適の季節。暖かい服装で出掛けよう。

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