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広報あつぎ Edu Navi(エデュナビ)厚木市教育委員会だより 第6号

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神奈川県厚木市

■抱えた寂しさを受け止める
青少年相談員 丸山勝子さん(68・上荻野)
地域の子どもたちに寄り添う青少年相談員として22年目を迎えています。目の前の子どもたちと向き合っているうちに、いつの間にか相談員の中で一番の古株になっていました。家族の助けや仲間に恵まれ、長く続けることができています。
相談員は、青少年の非行を防ぐさまざまな活動をしています。中でも、公園やゲームセンター、大型店舗などのパトロールが活動の中心です。長年の経験により、子どもの様子から声掛けすべきか、分かるようになりました。話し掛ける時は、同じ目線に立って話をよく聞き、高飛車にならないようにしています。
荻野地区では、通常のパトロールに加え、独自に「青少年への声かけパトロール」を10年以上実施しています。学校の先生の協力を得て開始し、今では自治会や健全育成会、駐在所、PTAなど、参加者は100人を超えます。年2回のこのパトロールを定着させたことは、地域の大きな財産になったと思います。
振り返ってみると、子どもの行動は20年で大きく変わりました。昔はシンナー、喫煙、ライターなどのガスを吸う「ガスパン遊び」など、グループでの典型的な行動がありましたが、その数は減っています。今見るのは、友達といてもゲームやスマホに熱中したり、ヘッドホンをして自分の世界に浸っていたりする姿です。
行動は変わっても、決して変わらないものもあります。それは、非行に走る子どもが抱えている寂しさです。居場所がなく居心地の悪さを感じたり、甘えたいのに甘えられなかったりして反抗してしまうのでしょう。そんな子どもを導くには、寂しさを受け止める地域の大人が必要です。子どもたちは、抱えているものを大人にぶつけたいのだと思います。
長年相談員をしていると、成長した彼らが家族を連れて訪ねてくれることがあります。反発を繰り返していた子どもが立派になった姿を見るのは、本当に相談員冥利(みょうり)に尽きます。相談員を務めるのもあと数年。肩書はなくても、寂しさを抱えた子どもたちに手を差し伸べる地域のおばちゃんであり続けたいと思います。

■青少年相談員
現在、各地区や小・中・高等学校から推薦された102人が活動しています。

▽主な活動内容
・青少年の非行を防ぐ街頭指導パトロール
・街のごみを拾ったり落書きを消したりする環境浄化活動
・喫煙や飲酒、薬物乱用の害を訴える啓発活動

問合せ:青少年教育相談センター
【電話】225-2520

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル